私はいろいろな個人塾のホームページを見るのが好きです。
開業時には、自分のホームページの参考にするために見ていましたし、今でも情報収集のために周回しています。
最低でも100以上の塾のホームページは見てきました。
その中で『この塾は流行っていないだろうな』と言うのが分かる特徴があります。
そんなのホームページを見ただけでは分からないだろう。憶測でモノをいうなよ!
流行っていない個人塾の判断基準
正直なところ、流行っているかどうかはホームページを見ただけでは分かりません。
『うちは生徒が少なくて流行っていないですよ!』なんて書くような塾はありませんから。
逆に流行っている塾は分かります。
絶対ではないですが、たくさんの生徒の写真や満席表示などがひとつの指標となります。
これらの指標がなく、かつ、私がホームページをみていて『これは…💦』という特徴を紹介します。
問い合わせにつながりにくいホームページは多少販促を勉強すればある程度は分かります。反面教師にして参考にしていただければと思います。
流行らない個人塾のホームページの特徴
実績が全く載っていない
保護者は子供の成績があがるように、そして志望校に合格できるように塾に通わせます。
子供の成績が上がるかどうかを判断する重要な指標の一つが『実績』です。
テストの点数や順位がどれくらい伸びたのか。どんな高校・大学に合格できたのか。
塾の実績情報は、保護者が塾を検討する上で需要な要素です。それらを載せていなければ集客につながらないのは当たり前です。
いや!成績よりも大切なものがあるからあえて載せていないんだ!
もちろん塾長の思想信条で載せないのは自由です。成績など二の次だと考える塾長もいるでしょう。
でも保護者はそんな都合よく考えてくれませんよ。
すべての画像がフリー素材
使用されている画像が、すべてフリー素材、つまり無料で入手できる画像で作られたホームページです。
こんな感じのやつです
保護者はホームページをみて、塾がどんな様子なのか、どんな感じでみんな勉強しているのか気になっています。
そのような情報をもつ画像を一切載せず、タダで手に入る画像だけでホームページを作る。
これが本当に保護者に向けたホームページと言えるでしょうか。
このようなホームページはおそらく大手塾のホームページやチラシを参考にしていると思います。
大手塾は認知度、看板があるからイメージ画像でもいいのです。
個人塾はダメですよ。
塾長の写真がない
特にひとり塾は、塾長こそ塾の顔です。
大手塾ではなく、あえて個人塾に通わせようとしている保護者が気になるのは『塾長がどんな人か』です。
そんなのわざわざホームページに載せなくても会って顔を見ればいいじゃない
直接会えばわかるというのは、非常に傲慢な考え方ですよ
大手塾のように人物が会社に保証されているならまだしも、個人塾は基本信用も信頼もありません。
保護者の問い合わせのハードルを下げるために、ホームページには写真を載せることをお勧めします。
更新されていない
塾の新着情報にの一番上になる最新の投稿が…
【新着情報】
2016年7月2日 夏期講習受講生募集中
どこが新着だよ!
えっ…この塾営業しているの?って思いませんか。
ホームページが長らく更新されていない塾は流行っていない雰囲気が出てしまいます。
どのような形でも構わないので、ホームページは頻繁に更新し、見ている保護者に営業していることを示すことは、サービス提供事業者の義務です。
少なくともトップページに『2024年』の文言ひとつないホームページはアウトでしょう。
強めの文言
- 宿題を忘れるような不届きなお子様は我が塾への入塾は許可いたしません。
- 宿題を忘れると入塾頂けない可能性がございます。ご了承ください。
Aのような文章を書く塾長に会うと思うと緊張しませんか?少なくとも、気軽に問合せできるような感じはありません。
個人塾の塾長ってただでさえ主張が強い人が多いです。
強い信念があるといえばよく聞こえますが、クセが強いというか…。
それ自体は悪いことではないのですが、それを出す場所を間違えると集客に影響します。少なくとも自分のことを知らない人が見るホームページでは強めのは表現は控えるのが賢明でしょう。
塾と全く関係ないものを載せる
これはたまに見つけると笑ってしまうのですが…
飼い猫や飼い犬の画像を載せたり、自分の子供の成長日記を書いたり、XやinstagramなどのSNSを埋め込んで関係ない主張を見られるようにしていたり…
とにかく塾の経営と全く関係ないものをホームページに載せている塾があります。ブログならまだいいのですが…。
ひとり塾のホームページなんだから好きにやらせてくれ!
まあ別に構わないですよ?個人塾ですから…何をしても塾長の自由!
でも少なくとも私は集客にはマイナスだと思います。
塾長が本気で指導しているのか疑問に思われます。私だったら疑います。「本気で塾やってるの?」って。
あと普通に変な人だと思われます。少なくともちゃんとした塾だとは思われないでしょう。
トップページが教材の紹介ばかり
いろいろな教材を導入していることをアピールしたいのか、教材のバナーやらをトップページの上部にたくさん載せている塾があります。
マウスのホイールを2回くらい回して初めて塾の紹介文が顔を出す、みたいな。
保護者はどんな教材を使っているかなんて興味ありません。
トップページの一番目立つところは、塾のホームページの顔です。
一番伝えたいことを短くまとめて、保護者の琴線に触れるキャッチコピーを書くところです。
そこがまさかの別会社の教材の紹介なんて…即座に離脱されるでしょう。
ホームページは誰に見てもらうもの?
ホームページは、塾生の保護者にみてもらうためのものではありません。
ホームページはあくまで集客ツールです。自塾を知らない人に知ってもらうためのものです。
そこを勘違いすると、塾生の保護者に喜んでもらうため、自分の趣味を見せたい、などと見当違いなことを言って、謎のホームページを作ってしまいがちです。
塾も塾長のことも知らないのに塾長の趣味なんてどうでもいいですよ。
第三者のチェックをうける
ホームページを作ったら一度第三者に見てもらうことをおすすめします。
個人塾、とくにひとり塾では仕事の中で指摘してくれる人がいないので、こういったミスに気づきにくいです。
配偶者や両親、子を持つ友人になどに一度見せて感想をもらってみて下さい。自分では考えもつかなった指摘をしてくれるかもしれません。