自塾が『電話転送サービス』を辞めた理由

電話転送サービスつけるべき? 経営

電話転送サービス?なにそれ?

近年自宅に固定電話を置く家庭が少なくなっている一方で塾などの事業所には未だに多く残っています。

特に開業初期だとこんな風に思ったことはないでしょうか。

塾が休みの時に問い合わせの電話があったらどうしよう…

喉から手が出るほど問い合わせが欲しい状態で休むのは不安ですよね。せっかく電話してくれたのに出られなかったら申し訳ないと感じてしまいます。

そんなときに便利なのが『電話転送サービス』です。

電話転送サービスとは

『電話転送サービス』とは、ある電話に入電した際に、登録した別の電話番号に自動で転送され、通話ができるというものです。

つまり塾に入電した際に、塾に誰もいなかったとしても、塾長のスマホを登録しておけば、そちらに転送され、スマホで問い合わせを受けられる、ということです。

塾が休みの日に問い合わせの電話がきても対応できるってことか…便利だな!

私も開校したばかりの頃はこのサービスを活用していました。

しかし、5年ほどやって解約しました。

電話転送サービスは必要か?

私はこのサービスを5年使わせてもらいました。

結論として、私自身は『不要』だと判断して解約しました。

お守り代わりにしたい人は使えばいいと思いますが、これで顧客の満足度が上がることはないと感じました。

いかになぜ不要なのかをまとめました。5年使って感じたことなので、参考にしていただけると思います。

転送サービスを解約した理由

急な問い合わせの電話に対応できない

ある休日、家族でショッピングモールで買い物をしているとき、スマホが鳴って画面には知らない番号が。

出てみると問い合わせの電話。

騒がしいショッピングモールで相手の声が聞き取りづらい状況。

面談を設定しようにも手元にスケジュール帳がない。

相手の相談に長々と対応している間に家族をずっと待たせている。

料金など細かく覚えていないのですぐに案内できず、結果的に後日再度折り返しに。

後日言った言わないの水掛け論が発生。

こういう事態が起きる可能性もあります。

結局プライベートな時間に突然問い合わせが来ても100点の対応は難しいと感じます。

確かに気を抜いてリラックスしている時間に電話があっても切り替えられないかもな

中途半端な対応で逆に相手の満足度を下げてしまいかねません。

営業電話ばかりで辟易する

開業当初は問い合わせ以上に営業の電話がかかってきます。

営業の方には申し訳ないですが、プライベートな時間にかかってくる営業電話は鬱陶しいですよ。

問い合わせかも、とワクワクして出たなら尚更です。

これがストレスになったのも転送サービスを解約した理由の一つです。

本当に興味のある人は後日かけてくれる

結局のところこれです。

すぐに対応できずとも、結局本当に興味がある人は、後日営業日を確認した上でかけなおしてくれるか、フォームから問い合わせをしてくれます。

あなたが以前から雑誌か何かで気になっていたお店を予約するとしましょう。

例え1回目で電話が通じなかったとしても諦めませんよね。時間を置くなどして再度掛け直すはずです。

学習塾もこれに近いです。

保護者は大切な子どもを通わせるためにいろいろリサーチをして学習塾を検討します。

電話をかけてもらう前にいろいろなハードルをクリアしているのです。

そこで残ったわけですから、たとえその場で電話に出なくても営業日を調べて再度かけ直してくれます。

まとめ

以上の理由で電話転送サービスは不要だと『私は』思います。

個人的な感想です。うまく利用して顧客満足度を上げている方もいるかもしれません。

一応NTT西日本のページも載せておきます。

月額は550円程度です。それほど高くないですね。

年間6600円なので、5年使って33,000円。

その間ボイスワープで問い合わせを受けた回数は片手で数える程度。営業電話は数えきれないほどありました。

私は、塾にいないときに仕事モードになるのが苦手なので…私の肌にはあっていなかったということで参考までに。

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