ひとり塾で問い合わせを増やすために最も効果のあるツールとは何なのでしょうか。
やっぱりチラシとかテレビCMとかフリペーパーとかいろんな広告媒体を使うことでしょ!
確かに塾の販促戦略ってそんな感じですよね。
しかし、その戦略を取れるのは往々にして大手の学習塾です。
資金が潤沢な大手塾とひとり塾で同じ販促戦略になるはずがありません。
ひとり塾にはひとり塾の戦い方があります。
ひとり塾販促の基本的な考え方
大前提として、ひとり塾は潤沢な資金などありません。
月に何百万、何千万と売り上げる大手塾と数十万程度のひとり塾が同じ戦略でチラシをまいたらあっという間に破産です。
ひとり塾経営で資金力に頼った販促はNGです。
ひとり塾の販促の基本方針。
それは『コストをかけ過ぎずに塾長のファンを増やすこと』です。
ひとり塾の販促3大戦略
コストをかけすぎずにファンを増やすための戦略は3つです。
チラシを配る
チラシはどうしてもある程度コストがかかりますが、開業初期の周知には一役買ってくれます。
昔は新聞に折り込むくらいしか選択肢がなかったですが、今はポスティングやフリーペーパーへの折り込みなどもでき、いろいろな経路でご家庭にチラシを届けることができます。
チラシはどの媒体で配るかよりも、内容がとにかく重要です。
とは言え、たとえ興味があってもチラシを見てすぐに問い合わせをするわけではありません。
多くの人はチラシを見た上で、スマホでホームページを検索し、より詳しい情報を得ようとします。
チラシの役割はあくまで、周知ときっかけです。
ホームページのクオリティを上げる
チラシをきっかけにホームページにくるのであれば、ホームページのクオリティを上げることも非常に重要な販促戦略もいうことです。
自分自身が逆の立場で考えればわかると思います。
ホームページをみて、全然更新されていなかったら、そもそも営業しているか不安じゃないですか?
塾長の顔写真が、指名手配犯のポスターみたいな写りだったら不安ですよね。
確かに新着情報が2016年とかになっていたら…ちょっと問い合わせしづらいな…
保護者は問い合わせをする前にいろいろか塾のホームページをみて比較しています。
低クオリティなホームページなら、比較段階で選択肢から落ちてしまう可能性が高いです。
簡単なチェック項目をまとめてみました。
- 色の使い方や画像の使い方は適切か。
- 文章の書き方は読みやすいか。フォントや文字の大きさ、改行や文字数などが適切か。
- 欲しい情報がすぐにわかるような動線になっているか。
- 問い合わせフォームがすぐにわかる位置にあるか。動線は適切か。
- 塾長の趣味など無駄な情報が前面に出ていないか。
- 塾長の顔写真は良い印象を与えるものになっているか。
ブログを書く
ひとり塾の販促において最も重要なツールがブログです。
ブログが有効な理由は主に2つあります。
塾長の人物像が明確になる
このブログでは何度も書いていますが、ひとり塾では塾長こそ塾の顔であり、塾長に人が集まります。
成績を上げる実力があるのはもちろん、人として信頼できるか、魅力的かどうかも保護者にとって重要な判断材料の1つです。
そのアピールの場こそブログなのです。
文章の書き方は人が出ます。文章で塾長の信頼感や安心感、責任感を読み手に伝えることができます。
保護者が問い合わせをするまでの壁を低くすることに一役買ってくれるのです。
実際会う前にどんな人かわかっていると安心!
ホームページへの入り口が増える
ページが積み上がっていく毎に、ホームページへの入り口も着実に増えます。
自塾では公立高校入試を解くポイントを記事にしています。
すると、公立入試前の1,2月ごろになると、そのページの閲覧者数が一気に上がります。
また、市内の実力テストに関する記事も書いており、『○○テスト』と検索すると1番最初にそのブログ記事がヒットします。
そのページを見たあと、すぐにホームページを去る人もいますが、そのままいろいろな記事を閲覧してくれる方も多いです。
そこで有用な情報が手に入り、その塾が通塾可能圏内にあれば、今後通塾を検討する際に選択肢に入る可能性が高まるわけです。
大切なのは保護者の検索に引っかかるように常に意識していろいろなテーマで記事を書くことです。
開業初期の具体的戦略
以上を踏まえた上で開業初期にどのような戦略で販促をしていけばよいのかをまとめます。
【開業前】ホームページを整える
開業前にある程度ホームページの動線を整え、ページ数を増やしておくことが大切です。
もちろん最初から何百ページと用意する必要はないですが、少なくとも塾の方針や塾長の紹介、料金と言った基本的なページと問い合わせページまでの動線は確立しておきましょう。
【開業前】チラシを作成し、地域を絞って配布
チラシは、大手塾のような当たり障りのないものではなく、ひとり塾としての個性が分かるようなものを意識して作成しましょう。
翌年の参考にするためにも、何月の何週目にどの地域に何部配布して、いくつの問い合わせを得たのかをしっかりと記録しておきます。
問い合わせの波は地域性も関係するので、限られた資金で効率よく結果を出すためにも、記録を積み上げて生かしていきます。
【開業後】ブログを書いてページ数を増やす
開業後は時間があれば、どんどんブログの記事を書いてホームページへの入り口を増やしていきましょう。
特に以下のようなトピックが自塾の地域では検索数が多いです。
・高校入試の特徴や勉強法などに関する情報
・地域の実力テストに関する記事
・地域の入試制度改革等に関するまとめ記事
ブログは、ブログサイトを使ってもいいですが、スムーズに問い合わせにつなげるために自塾ではホームページ内でページを増やして書いています。
塾のホームページのブログで収益を得ようと思わない方が賢明かと…
確かに塾のホームページでいきなり広告とか出てきたら読む気失せるかもな…
まあ、これは私はやっていない、と言うだけなのであくまで参考までに。