ここはケチるな!ひとり塾でお金をかけるべきところ

ひとり塾でお金をかけるべきところ 年収・お金

開業当初で資金のない状態だと、どうしても出費に厳しくなってしまいます。

それ自体は決して悪いことではないのですが、お金をかけるべきところにしっかり資金を投じないと、結局お金を生み出せるような塾を作ることはできません。

レストランを開業するのに材料費をケチってその分内装を豪華にするみたいなもんか…

そうですね。塾としてお金をかけるべきところには「投資」として資金を投下しておくべきでしょう。

この記事では、私の経験上ここはお金をかけるべき、と思うところを3つ紹介します。

生徒用の机といす

塾は勉強する所です。勉強する環境をしっかりと整えることは塾として必要最低限の意識です。

せっかくお金を払って塾に行くのに、公民館にあるような長机やパイプ椅子で、消しゴムを消せば机が揺れ、1時間もすればお尻が痛くなってしまう。

そんなところで何時間も勉強できますか?

  • 机は消しゴムを使った程度で揺れないくらいの強度
  • となりが丸見えにならない程度には仕切りがあるもの
  • 長時間座っても痛くならないクッション性のあるイス

これくらいは必要最低限でしょう。

特に仕切りは今まで気にしない方も多かったようですが、コロナ禍で需要が一気に伸びました。今の社会情勢を考慮すると少し値段が張ってでも仕切り有りの方がおすすめです。

タイルカーペット

学校の教室みたいな硬質なタイルで、土足のままあるいはスリッパなどの上履きに履き替えてもらうという塾もあるのかもしれませんが、私はタイルカーペット+スリッパをおすすめします。

硬質のタイルのままだと意外と音が響きます。

イスを引く音。何かを落とした時の音。荷物を置いたときの音。

静かな学習環境を提供するならそして、特に2階以上で塾をやるなら、防音吸音効果のあるタイルカーペットをおすすめします。

自塾でタイルカーペットを貼った10年前で値段が大体25万ほどでした。10年使って汚れはあるものの取り換えを必要とするほどではないので、月2000円程度の出費だったと考えれば安いものです。

エアコン

勉強していると夏は汗ばんできて、冬は寒くて手足が冷たくなってしまう。

いやですよね。長時間の勉強に向いていない環境です。

塾にエアコンが必須なのは言うまでもないですが、できれば業務用のエアコンがいいでしょう。

家庭用エアコンの場合、広くても25畳程度しか対応していません。

自塾でも小規模ながらも30畳はありますから、少々不安です。

かつひとり塾は家と違い、1つの部屋に十何人もの生徒が集まって勉強します。意外と熱がこもります。特に夏場は家庭用1台では心許ないです。

家庭用2台という手もありますが、業務用1台とそれほど値段は変わらないと思います。工事費を入れるとひょっとしたら家庭用2台の方が高くつくかもしれません。

ホームページ

口コミだろうが、ウェブ検索だろうが、チラシだろうが、最終的にはホームページを見て問い合わせをする、というのが一般的です。

そんな時、見たホームページが素人感、手作り感満載のものだと、やっぱり不安です。

汚い店構えの町中華のようなもので、「味には自信がある!」と言って実際旨かったとしても、外見がボロボロではそもそもお店に入ってもらえません。

お店に入ってもらえなければ客は増えず売り上げは上がらず、どれだけ旨くても早晩つぶれてしまいます。

ホームページは塾の顔ですから、自分のセンスに自信がなければ外注するか、簡単に洗練されたホームページを作れるサービスを活用してみてください。

もちろん月何万もかける必要はありません。自塾は月6000円くらいです。この程度の出費である程度洗練されたホームページは作れます。

まとめ

「ジムの器具がボロボロで使いにくい」

「マッサージ店のベッドが硬くて痛い」

こんなところにずっと通いたいと思わないですよね。

生徒の学習環境を良いものにするために必要なものは、ケチるべきではありません。

学習環境が良ければ前向きに勉強しに来てくれる生徒も増え、成績も上がりやすくなり、口コミにもつながりやすくなります。

お金をかけるべきところにはしっかりと投資することが長く塾を続けるうえで必要なことです。

タイトルとURLをコピーしました