開業初期にまずやるべきことは、当然「集客」です。生徒が集まってこそ塾ですから。
もちろん看板を出せば、それだけで問い合わせがくるなんてことはほとんどありません。
だからといって、指をくわえて電話の前で問い合わせを待つだけというのも時間の無駄です。
少しでも問い合わせ数を増やすためにやるべき集客をまとめます。
開業初期の集客で意識するべきこと
チラシを配ったら翌日には電話が何件もきて、一気に忙しくなって、満席になるといいな~!
私もそうでしたが素人はこう思います。チラシをまけば問い合わせはくるものだと。
この場合、まずは認識を改めなければなりません。
知名度がある大手の学習塾ならまだしも、得体の知れない人が始めた、実績も信頼もない塾にいきなり大切な子供を預けて数ヶ月にわたって決して安くないお金を払う人なんてほとんどいないに決まっています。
いきなり問い合わせが殺到して満席になるなんて、よほどのことがない限りありません。
それでも家が近いから、とか、たまたまチラシを見て、とかで数件の問い合わせがあるでしょう。
開業初期は、その子たちの指導をしながら、有り余る時間にできる集客をしていくのです。
集客のため開業初期にやるべきこと5選
開業初期にやれることは限られています。限られているからこそ、しっかりと注力すれば効果も出やすくなります。
ホームページの作成と洗練
今の時代、何か気になることがあればすぐにスマホで検索します。
学習塾探しも例外ではありません。チラシを見たり、通りかかったりして、『あっ、こんなところに塾ができたんだ~』と気にしてくれた人は、まずホームページで詳細を調べようとします。
そんな時にホームページがなければ検討に上がる前に選択肢から外されてしまいます。
今の時代、ホームページは必要不可欠です。
ただし、ホームページによっては保護者に不安感を抱かせてしまう可能性があります。
私がいろいろな個人塾のホームページを見て来て「これはちょっと…」と思う例がいくつかありました。
ホームページが逆にお客様を遠ざけてしまうことにならないよう、以上の点に注意して洗練させていきましょう。
ブログを書く
ひとり塾では、ブログを書くことをおすすめします。理由は2つあります。
まず1つ目は問い合わせのハードルを下げる効果があるからです。
ブログはその記事の内容や言葉遣いなど、塾長の指導に対する考え方や人となりが顕著に出ます。
得体の知れない個人塾において、ブログを書くことは、塾長の人となりや思想信条をアピールすることです。
実際に会ったことはなくても「この人は指導に本気だな」 「優しそうだな」「厳しそうだな」という情報を保護者に与えることにつながります。
2つ目の理由はホームページへの入り口を増やすことになるからです。
ブログを書くことで、ホームページのページ数を増やすことになり、結果入り口が増え、問い合わせの可能性が高まります。
確かに5ページしかないサイトと100ページあるサイトなら、後者の方がたどり着いてもらえる可能性が高いか…
塾関連のワードで検索すると自塾のページが何かしら出てくるようにページ数を増やしていくことが、問い合わせを増やす方策の一つです。
今やYOUTUBEなど動画でアピールすることもできますが、編集の手間などを考えるとブログは一番手っ取り早く自塾をアピールできる優秀な手段です。活用しない手はありません。
googleビジネスプロフィールへの登録
今の時代はこれは必須です。ホームページを作って洗練させても最初の段階で検索順位が上に行くことはありません。
せっかく塾名で検索してもらってもホームページが表示されないんじゃ意味がない。
これを解決するのがgoogle ビジネスプロフィールです。
google上に自塾のプロフィールを作成すると、検索されたときにそのページが最初に出てきます。
また塾の基本情報や写真、ホームページへのリンクも載せることができ、地図上にも自動的に塾が表示されます。
まさに開業初期には至れり尽くせりのサービスです。しかも無料!やらない理由がありません。
公式LINEの登録
LINEは今や老若男女問わず浸透しているコミュニケーションツールです。
70歳を超えた私の父でさえ普通に使っています。
塾への問い合わせ方法は主に電話かメールのところが多いですが、簡単に手軽に問い合わせできるLINEは重要な選択肢の一つです。
ホームページに公式LINEへの登録への誘導を入れておきましょう。
こちらも無料なので是非登録して下さい。
自塾近隣へのポスティング
塾探しをする上でその『近さ』は非常に重要な要素です。
たとえ開業したての得体の知れない塾でも、そこが家から近ければそれだけで検討の余地がでてきます。
塾の近くの子供のいそうな家を探してピンポイントでポスティングするだけなら、時間も費用も大してかかりません。
どうせ開業初期は暇ですから運動ついでにやりましょう。
開業初期にやってはいけないこと
こちらのページにまとめているので是非ご覧ください。