心構え

余計な上下関係に悩まされず、自分の好きなように指導できるのがひとり塾経営のメリットですが、それでも全くストレスがないわけではありません。

ちゃんづけ、くんづけ、さんづけ、呼び捨て、など生徒の呼び方はいろいろありますが、自分のキャラクターなどを考慮して適切に選択しないと生徒や保護者に嫌悪感を持たれてしまう可能性があります。

脱サラしてひとりで塾をやろうと考えている方はまず、個人事業主とは何か、というのをしっかりと理解し、そのリスクを頭にいれておく必要があります。

ひとり塾で生徒数と同じ座席数を用意しようとするといろいろな問題が生じてきます。席数はできるだけ確保しつつ、生徒数＝席数にしなくても運営できるよう工夫が必要です。

今流行りの自立学習塾。誰でも始められて参入障壁も低いですが、継続して利益を出すには知っておくべきことがたくさんあります。

開業するとありとあらゆる業者から電話で営業があります。ひとり塾では大半が不要です。

禁煙の世の中、たばこを嫌う生徒保護者も多いです。ひとり塾の塾長は、『塾の顔』。イメージの悪い喫煙を保護者の前でしてしまうリスクは絶対に回避するべきです。

今はＬＩＮＥなど手軽にコミュニケーションがとれる時代です。定期面談を行わない分、保護者との普段のコミュニケーションを密にしていきましょう。

保護者面談は学習塾において重要な仕事の一つだと思われがちです。しかし本当に保護者にとって有益なのでしょうか。

ひとりで塾経営をする上で最も大きなデメリット。それが健康リスクです。代わりがいないひとり塾経営では、どれだけ健康リスクを減らせるかが課題になります。