塾の運営に欠かせないのがコピー機です。ひとりで塾をやる場合、どんなコピー機が必要になるでしょうか。
そりゃ、コンビニにあるような大きいコピー機で快適な印刷ライフを…
ひとり塾に巨大複合機は不要
いきなり結論になりますが、コンビニやオフィスにおいてあるような大きな複合機はひとり塾には不要です。
理由は2つあります。
印刷枚数が多くない
たくさんの生徒や講師がいて1日に100枚以上コピーが必要な大手塾ならまだしも、ひとり塾はそんな規模にはなりません。
生徒が100人以上いる大手集団塾と同じスペックのコピー機が、果たしてひとり塾で必要でしょうか?
もちろん塾のシステムにもよるので一概には言えませんが…。
自塾の購入履歴を見たところ2500枚を8ヶ月で使い切っていました。
1ヶ月300枚程度ですから、オーバースペックな複合機など必要ありません。
値段が高い
複合機は買うと、ものによりますが、40万くらいします。リースで契約しても月8000円で、年間約10万です。
それで1日数枚しかコピーしないのなら、コスパ最悪ですよね。
結局、家電量販店で売っているようなコピー機で十分です。
ただし、最低限持っておきたい機能はあります。
ひとり塾のコピー機に不可欠な機能
両面印刷
保護者への案内や対策プリントなど、両面で印刷をかけたいときにいちいち片面ずつコピーするのは面倒です。
両面コピー機能は必須です。
片面コピーだけしかできないものはかなり安いですが、仕事効率を大きく下げるので選ぶべきではありません。。
A3やB4での大きめの印刷
基本的に生徒に渡すプリントはA4が主になるかもしれませんが、A3やB4のコピーも頻繁に使います。
例えば教室掲示は大きめの文字で印刷した方が見やすいので自然とA3など大きい紙での印刷になります。
またA3でもらったプリントなどをコスト削減のためにB4に縮小して印刷するときもありました。
これらの印刷を、紙の入れ替えなく行えると利便性が高いです。つまり異なるサイズの紙を同時にセットできるものが望ましいです。
自動送りで連続コピーが可能
例えば生徒が学校からもらってきた20枚の両面の対策プリントをコピーしたいと思ったときに、ガラス面に1枚ずつ原稿をおいてコピーするのは非常に時間がかかります。
これを置くだけで自動的にすべてコピーしてくれる機能が「ADF」です。
Automatic Document Feeder、つまり自動原稿送り装置です。
ADF機能がついていればプリントの大量コピーを自動的にやってくれるので非常に楽です。
スキャン機能
プリントやテキストをパソコンに取り込んで活用したいときなどは、スキャン機能が必要です。
例えば英語の教科書の英文をすべてwordに入れたい、と思ったとき、すべて手動で入力するのは面倒です。
そんな時、教科書をパソコンにスキャンした上で、自動文字起こしできる無料ソフトを使えば一瞬でできます。
コスパのよいおすすめコピー機
その上でおすすめ(というよりも私が使っている)コピー機は…
brotherのMFCーJ7500CDWです。
厳密にいうとこの機の型が古いものを使っています。この記事を書いている2023年10月時点で出ている最も新しい機種がこれです。
両面印刷やA3印刷はもちろんトレイも2つあり、スキャン機能もADFもちゃんとついています。
2022年11月発売なので、1年経過していますが、値段はいろいろなサイトを見ると安くて6万5000円くらいで買えます。
私が以前使っていたMFCーJ6980CDWは2017年に5万円で購入し、年間最低240日稼働して6年と半年もちました。
つまり、年間約7690円!コスパ良くないですか?
ちなみに今はこの後継機(だと思う)の、J6983を使っています。値段は3万8000円。
「いや、こっちの方がコスパ良いよ!」と言うのがあったら教えてください。
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まとめ
ひとり塾の規模なら大きな複合機は必要ありません。リース料毎月8000円もかかるなら、販促のほうに回した方が良いと思います。
私が10年やってきて、でかい複合機が欲しいな~と思ったことはないので、ひとり塾をやる方は参考にして頂ければと思います。