保護者に不安と不信感を与えるホームページ

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今の時代、チラシを見て直接問い合わせをする保護者は少数で、多くはまずはホームページを検索します。

ホームページはいわば、塾の名刺のようなものです。

第一印象を決めるホームページで保護者に不安感を与えるのは絶対にNGですが、意外とやってしまう塾も多いです。

ホームページは個人ブログではない

特にひとり塾のような個人塾で勘違いされがちなことがあります。

それは、ホームページを、塾長の個人ブログだと思ってしまうことです。

でもひとりで塾をやっている人のホームページなら個人ブログのようなものじゃない?

これを勘違いし、保護者のニーズや読み手の気持ちなど考慮せず、好き勝手作り上げてしまえば、読み手は離脱していきます。

ホームページは塾と塾長の情報ページであり、個人ブログではありません。

この点、しっかりと肝に銘じておきましょう。

保護者が不安を抱くポイントと改善の仕方

更新がない

塾がちゃんと営業しているのかどうか分からない状態でホームページを放置するのは絶対にNGです。

最終更新が2016年!?本当に営業しているの?こんな放置していて塾長さんは大丈夫かしら…?

我々経営側から見れば、ホームページなど更新しなくても集客できるくらい人気があるのか?などと思うかもしれませんが、保護者はそうは思いません。

シンプルに、『こんな更新せず放置していて大丈夫?』と不安にさせてしまい、問い合わせに二の足を踏んでしまうかもしれません。

改善ポイントはこまめにブログを書いて情報発信することです。

ブログで塾長の指導に対する思想信条を発信することで、それに賛同してくれる保護者をターゲットに集客できます。

自然と塾や塾長に理解のある保護者からの問い合わせが増え、成績も上げやすくなります。

SNSのプライベートな投稿

通常は塾の情報発信でたまにプライベートな投稿を混ぜるくらいなら構いません。

しかし、政治的な発信や、思想が強めの投稿、好き嫌いが分かれそうな投稿はもちろん、そういった記事へのリポストなども要注意です。

そもそも問い合わせの段階で保護者はあなたのことを知りません。

全く知らない他人の思想信条など誰が興味ありますか?

もちろん知っている保護者が見る分にはいいのかもしれませんが、ホームページはまだあなたのことを知らない潜在顧客も見ているという意識を持たなければなりません。

『この人めんどくさそうだな』と最悪の第一印象を与えてしまえば、問い合わせにつながりにくくなるのは言うまでもありません。

そのようなSNSをホームページに埋め込んでいる人は今すぐに辞めましょう。

勉強や学習指導についての投稿を塾名、塾長名公開のアカウントで発信することは問題ありません。

どうしてもSNSを埋め込みたい方はそうすることをおすすめしますが、それならブログにした方が問い合わせの窓口は広がると思います。

SNSだと最悪アカウントが凍結される可能性もありますから。

塾長の写真が怖い(厳しそう)

ひとり塾は塾長そのものと言っても過言ではありません。

個人塾を選ぶ保護者の大半は、塾長がどういう人かを重要視しています。

そして塾長紹介のページを開いて最初に見た写真が、証明写真のような真顔の自撮り写真だったら…。

保護者はまだしも子供が恐怖感を抱いてしまうかもしれません。

私は塾は厳しい塾にするべきだと思っていますが、そのことと塾長が怖そうに見えることは別です。

最初から生徒の心に壁を作ってしまうような写真は載せるべきではありません。

私はひとり塾経営において、ホームページに載せる塾長の写真は非常に重要だと思っています。

たとえ数万費用が掛かってでも、プロのカメラマンに、人柄がよく見えるような写真を撮ってもらうことをおすすめします。

開業初期は数万でも惜しいですが、それがのちにその何倍もの利益を生むと考えれば先行投資です。

学歴の全面アピール

塾長の学歴って結構大切じゃないの?

もちろん学歴を記載することに問題はありません。

特に高校生指導をするなら、塾長の出身大学はひとつのインパクトにもなり、説得力にもつながります。

ただ、学歴を『全面に』アピールして、ホームページのファーストビューなど至る所に記載するのはおすすめしません。

私が過去に見た個人塾のホームページの中に、やたらと塾長や講師の学歴をアピールして、それが指導の質を高めることを声高に発信していた塾がありました。

○○大学卒の塾長が直接指導!高学歴こそ正義!

しかし、集客には苦戦しているようです。(SNSで自ら発信されてました)

それもそのはず、その塾、対象が小中学生だけでしたから。

特に小中学生を対象とする塾なら、塾長の学歴などアピールする必要はありません。

学歴を全面アピールは、東大や京大など国内トップレベルの大学を目指す子たちを指導する講師が、自らの指導に説得力を持たせるためにやることです。

そうでなければ経歴にさらっと書くくらいでいいでしょう。

ホームページの目的を再認識する

ひとり塾でホームページを更新していると、内容に関して指摘してくれる人がいないため、どうしても自分本位なものになりがちです。

その結果、先述したような状態のホームページを平気で公開し、問い合わせのハードルを無駄に上げてしまうわけです。

ホームページとは塾の名刺であり、保護者の問い合わせのハードルを下げるために作るものです。

決して自分の個人ブログでもなければ、自己満足で作っていいものでもありません。

自塾のホームページを、自分の子供の塾を探す視点で再度見てみましょう。

問い合わせにつながらないホームページには必ず原因がありますから。

おすすめは、保護者世代の第三者に意見を求めることです。

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