学習塾のアルバイトや正社員なら、社内のルールに沿ってやればいいと思います。
一方、ひとり塾でルールを決めるのは塾長です。どう呼ぶのも塾長の自由、ということで、生徒をどのように呼ぶべきなのかを考えてみようと思います。
呼び方が与える影響について
例えば、初対面のおじさんが女子中高生に「○○ちゃん」と言っていたら何となく気持ちが悪い感じがしませんか?
もちろん私の偏見も入っているかもしれません。私もおじさんですし。
また、ある生徒は名前で呼ぶのに、ある生徒は名字で呼ぶなど、生徒によって変えてしまうのもお薦めできません。「なんで私だけ…」と思わせてしまうかもしれませんしね。
要は、適切な呼び方をしないと生徒や保護者に嫌悪感や疎外感を与える可能性があるということです。
細かいことかもしれませんが、こういった小さな事象の積み重ねが塾の評価につながっていくものです。
一番無難なのは男女問わず「名字呼び」
一番波風が立たず、無難な呼び方は、名字呼びでしょうか。
学校の先生も普段は、名字で呼び、保護者と話すときだけ「名前+さん(くん)」に変える、という感じだそうです。
確かに無難ですが、私は何となく距離を感じます。
せっかくひとりで個人塾をやるのですから、もう少し身近な呼び方でもいいかなと個人的には思います。
少し注意したい「○○ちゃん」
名字は距離を感じるので、親近感を出すために名前で呼ぶ。
この意見には賛成ですが、少し注意点があります。それは「ちゃんづけ」。
特に男性塾長で女子を「○○ちゃん」と呼ぶのは小学生までかなと思います。
女性塾長が呼ぶのは別に構わないんですがね。
何となく男性塾長が女子中高生を「ちゃんづけ」は少し抵抗があります。
イケメン若手男性塾長が呼ぶのと、私のような30代おじさん塾長が呼ぶのでは印象も違いますしね。
もちろんあくまで私見です。
お薦めは「名前+さん」か「呼び捨て」
人は名前で呼ばれることで相手への好感度があがるのだそうです。「ネームコーリング効果」と言うらしいです。
というわけで、私は名前で呼ぶことをお勧めします。
その上で、名前に対して、男女両方対応可能な「さん」をつけるか、呼び捨てで呼ぶかは、塾長次第です。
ちなみに私は普段生徒は呼び捨てで、保護者の前では「名前+さん」にしています。
さんを付けない理由は、呼び捨ての方が親近感が出やすいからですかね。
ひとり塾は先生一人ですから、生徒との距離感は特に大切です。近すぎず、とはいえ遠すぎずの絶妙な呼び方が呼び捨てじゃないかと勝手に思っています。
あだ名はおすすめしない
あだ名をつけるということは、それなりに関係が深くなっていると思います。
そうなると、入塾したばかりの子は疎外感を感じるかもしれません。
入塾していきなりあだ名をつけて呼ぶ、と言う人もいるのかもしれませんが、結構冒険かなと。距離感が少々近すぎる感じが私はしてしまいます。
まとめ
結局ひとり塾での生徒の呼び方は塾長次第です。
塾長のキャラクターによっては「ちゃんづけ」でも違和感はないかもしれませんし、「名字呼び」や「さんづけ」でもよい距離感を持てるかもしれません。
自分の性格やキャラクターも考えて、近すぎず遠すぎずの距離感を持てるように呼び方を考えてみてはいかがでしょうか。