とにかく成績を上げなければ塾経営は長続きしない

テストの点数 心構え

今や塾も多様化しいろいろな看板を掲げています。

『子供の個性を伸ばします』『生きる力を育てます』『自立心を養います』『AIを使った最新の…』

生きる力か~俺もほしいな~

ひとり塾なのですから、どんな思想を掲げようが自由です。実際それでうまくいっている塾もあるでしょう。

一方で長く続いている塾、評判の塾の多くが重視していることがあります。

それはテストの点数を上げることです。

テストの成績にこだわるべき理由

成績アップでしか口コミは広がらない

塾が成績アップにこだわるべき理由。

成績を上げることでしか、塾の口コミは広まらないからです。

近所にできたラーメン屋さん。使っている器がとってもきれいなの!

これで、行きたい!と思うでしょうか。『だから何?味はどうだったの?』と聞きたくなりますよね。

ラーメン屋は、味がうまい、という口コミでしか流行りません。

塾も一緒。

どんな思想信条を掲げて塾をやるのも自由です。

しかし、しっかりと利益を上げて長く継続できる学習塾にするなら、まずはテストの成績にこだわらなければなりません。

目に見える効果がなければ継続しない

例えば月2万のエステに毎週通っていたとしても全く変わっていないように感じれば、『別のところにしようかな』と考えるのは当然のことです。

「肌質は良くなっていますよ」なんて言われても、それが目に見えなければ意味がないのです。

塾も同じです。

A塾の先生
A塾の先生

学ぶ力はついてきていますし、前向きに取り組めるようになってきましたよ!

確かに大切なことです。しかしこれで点数が伸びていないのでは、説得力がありません。

これでごまかせるのは1年くらいです。

B塾の先生
B塾の先生

塾に入る前のテストは50点だったのに塾に入って最初のテストで80点取れましたね!よく頑張りましたね!

非常に分かりやすく、目に見える効果ですよね。

この状態であれば、たとえA塾の先生のような言葉を聞いても、説得力があります。

どんな理念で指導をするにせよ自分の言葉に説得力を持たせるためには目に見えた効果が必要不可欠です。

ホームページに載せる実績が必要

塾に入ることでどれほど点数が伸びたのか。どれほど成績が上がったのか。本当に成績が上がるのか。

保護者が最も気になるところです。

保護者に対して客観的なデータを示すことも塾としての責務です。

数字は嘘をつきません。(嘘をついている塾もあるようですが…)

塾に通う前に200位だった子が、通塾後最初にテストで100位になった。

そんな例がいくつもあれば、『うちの子でも上がるかな』と気になるはずです。

それが問い合わせにつながるわけです。

客観的データもなく、『生きる力が付きました』『自立心が身に尽きました』なんて言われても、そんなことはホームページを見ている人には伝わりません。

保護者が塾に求めることとは?

うちはテストの点数にはこだわらない!学ぶ力が子供の人生を変えるんだ!

保護者は塾に何を期待して大切な子供を預けるのか。

成績が上がって、子供が自信をつけて、前向きに勉強できるようになって、志望校に合格することです。

どんな思想も信条も、点数があがってこそ説得力が出るものです。

生きる力も結構。

自立心も、個性をのばすのも結構。

ただ成績が上がっていなければ、塾としての評価は高まりません。

本当に子供にとってプラスになっているのか保護者も判断できません。

そんな保護者に分かりやすい指標を提示してあげるのが塾としての責務です。

生徒のテストの点数は塾の成績表みたいなものです。そこから目をそらしてはいけません。

塾がアピールすべきこととは?

塾の看板で独自性をアピールする意味は私はないと思います。

『次世代型』『自立型』『生きる力を伸ばす』『個性を育む』

そんな外面の文言は大して意味がありません。そんなところで保護者は判断しないのです。

塾がアピールすべきことは『こういう指導をして成績を上げます!』という具体的な指導の部分です。

  • 毎日3時間塾で勉強することが義務です。
  • テスト週間は毎日5時間勉強してチェックもします。
  • テストで基準点が取れるまで帰れません。

確かに具体的でイメージしやすいな…

誰も想像できないような抽象的な漠然とした言葉で、点数アップから目を背けても保護者にはいずれ必ず本質がばれます。

しっかりと点数を追い求める中で、指導の中に自分の理想や信条を織り込みましょう。

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